(株)西村経営事務所 FSSC22000 / ISO22000 / HACCP など食品安全のためのコンサルティング

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良いコンサルタントの選び方

1.コンサルタントの経歴を確認しよう 

1-1 定年退職者でない人を選ぼう

ISOコンサルタント、ISO審査員の方々は“人生のベテラン”が多いです。
定年退職して暇で時間があるから、孫に何か買ってあげたいから、ボケ防止に(笑)…
などの理由でISOコンサルを一寸はじめてみようかという方が多いのが事実です。
(勿論私の知り合いにも結構このタイプの人がいらっしゃいますが、、、)

このような人の場合、ISOコンサルタントをする理由がそもそも不純のため、コンサルをお願いしても余り上手く行かない場合の方が多いようです。

また、これらの“ご年配のコンサル”は今までの会社生活で「○○部長」とか「△△常務」とかそれなりの役職の方(年功序列の時代を生き抜いてきた方々)ですから、プライドが非常に高いです。
ということは、本来コンサルを依頼している(このWebをご覧頂いているような)皆さまがお客さんであるということを忘れ、大きな態度、偉そうな態度で接してくる場合が多いです。

こんなコンサルに遭遇したらもう大変。質問は許されないし、いつも怒られてばかり、おまけにISOの難解な言葉を更に難解に説明するし…踏んだり蹴ったりの状態です。

人生のベテランであるISOコンサルタントは、今まで年功序列の世界で生きてきて、転職経験などあるはずもなく「(今まで人生の大半を過ごしてきた)我が社では、このようにISOを運用してきた。 だから皆さんもこのようにすべきです。」と今まで経験してきたことが全てのように、皆さんにその方法を押し付けることが非常に多いです。

ある程度若い人を薦めるのは、以下の理由によります。
・ISOコンサルタントをする動機が明確。まずは、今退職を迎える団塊の世代と異なり、老後の生活も含め不安定であるので、仕事に一生懸命。この意識が結構重要です。今の、古い時代のISO(やたらと重たいシステム)を何とかしたいと考えている人が多いです。
若いコンサルは、そもそも偉くない(笑)。。。部長など重職では無かったので、素直にお客さんの事情を聴くことが出来る方が多いです。勿論、お客様を怒ったりするはずもありません。
若いコンサルは考え方が柔軟な人が多い。長い間、ひとつの会社で仕事をしてきたわけではありませんから、「ISOと言えば、必ず○○しなければならない。」というように自分の意見を押し付けることが少ないです。

だからと言って、余り若い(新卒で、いきなりISOコンサル)では、会社の仕組みなどが理解できていない場合がありますので、お勧めは30歳~程度だと思います。


1-2 コンサルタントの前職の専門性を良く確認しよう

ISOはそもそも“マネジメントシステム”(=会社の仕組み)だから、専門性は関係ないかのように思われます。

しかし、皆さまの業界のことを少しでも知っているコンサルタントを選ばないととんでもない仕組みを押し付けられる可能性があります。

★食品会社の皆さまがコンサルを依頼する場合注意すること。
特に食品(HACCP、ISO22000、FSSC22000)では、食品業界出身者を選ぶのが必須です。

食品業界で、製造、品質管理、生産技術などの複数部門経験者が望ましいです。

特に製造、品質管理部門の両方を経験したコンサルを選ぶことを強くお勧め致します。
製造部門出身であれば、製造現場での手抜き(?)方法、いつも問題がおこる場所など、現場を経験すれば会社は違ってもやっぱり分かります。また、「ここまでなら製造に影響なく、書類を書くことが出来る。」など、理想と現実の境目が分かるというのも製造部門出身者ならではの特質です。

品質管理部門出身であれば、検査方法などのことが分かります。
食品関係出身といっても、流通(スーパー)や、研究開発部門出身者などでは、なかなか工場の中の管理は分からないのが実情です。

くどいですが、HACCP、ISO22000コンサルを選ぶなら製造、品質管理部門の両方を経験したコンサルを選ぶことを強くお勧め致します。

ISO9001、ISO14001が下火になったからと言って、ISO22000やHACCPに手を出してくるコンサル会社が凄く多いですが、その多くは食品業界出身者ではありません。

会社名を出すことはできませんが、「出来ないコンサル」をフォローしたこともありますし、全くの素人がISO22000コンサルしている会社も知っています。
そのようなISOコンサル会社に認証取得を依頼してしまった食品会社の方が可哀想です。

2.実績を確認しよう 

2-1 会社ではなく、担当コンサルタントの実績確認をしよう

ISOコンサルタント会社で「実績○○社!」とうたっている会社は多いですが、それはあくまでも、そのコンサル会社全体での実績です。
みなさんの会社を担当する予定のコンサルタント本人の実績を提示してもらいましょう。コンサルティングという仕事は結局、コンサルタント個人の力量によるものだからです。

何社以上実績があるといいとは言えませんが、皆さんが納得する実績だったら契約しても良いのかもしれません。


2-2 自分の業界での実績確認をしよう

出来れば、自分と同じ業界のコンサルの実績を確認してみましょう。例えば、皆さんの会社が飲料業界だったとしましょう。依頼しようとするISOコンサルタントが、同じ食品でもレストランだったり、スーパーのバイヤー出身のコンサル実績が豊富でも、自分の食品業界の実績は全くない場合は、そのコンサルタントを避ける方が無難かもしれません。また、食品業界に身を置いたことのない人は論外です。

 

3.営業マンではなく、コンサルに実際会ってみよう 

ISOコンサルティングというのは、デパートで売っているように手にとってその良し悪しを判断できるものではありません。

ISO認証取得コンサルの場合は、最低1年程度はお付き合いすることになります。人間的に最悪の場合もあったりするようですから特に注意が必要です。

大抵は、第一印象が良ければ問題ないと思います。後々トラブルになるようなコンサルタントは、やっぱり最初から皆さんの会社には合わなかったという場合が多いですからね!
ここで注意していただきたいのは、ISOの力量そのものよりもISOコンサルタントの人間性をよ~く確認してください。

この人にコンサルを依頼しても良いという人間性が重要です。
営業マンが、「わが社のコンサルタントは○×&#!ΩυΓですから(←自慢話)、大丈夫です。」って話しても信用してはいけません。

必ず、コンサルタント本人とお話してみてください。大抵の営業マンは口が上手いですから、いいことばかり並べる傾向があります。
そもそも、「弊社のコンサルは忙しいので、契約までにはご紹介出来ません。」なんていうISOコンサル会社は絶対に避けるべきです。

4.ひな形を使わないことを確認しよう 

ひな形がある=「当社(お客様)で何も考えずに簡単にISO導入が出来る!」と勘違いしてはいけません。
ひな形はあらゆる業種に当てはまる →自分の会社専用ではないのです。

確かに認証取得はすぐにできるかもしれません。しかし、その後の運用が決して上手くいきません。
「ISOは大変だ」「記録類が増えた」と言うお客様はほぼ全てコンサルタントが持ってきたひな形をそのまま使用しているのです。ISO22000は決して大変なことでなく、世界中のどんな食品工場でも運用できる規格なのです。

ひな形を使用すると我々コンサルタントは楽です。何も考えずにひな形を渡すだけですから(笑)
ひな形を使用せずに、お客様と一緒に考え、オリジナル書類を作成することが何よりも大切であり、そのことが出来るコンサルと契約しましょう。

当事務所のように「ひな形を使用しない」ことを謳っているコンサルタントを選んでください。
このことが後から、FSSC22000/ISO22000の運用に大きく関わってきます。

5.コンサルは自分で選ぼう 

なんて当たり前のことか!
皆さんそのようにお考えになるかもしれません。これは「FSSC22000/ISO22000コンサルタント選定の際に自分自身で探してみる」ということです。少なくともこのWebページをご覧の皆様はそういうことはないと思います。

ISOコンサル会社の営業マンから電話がかかってきて、話を聞いて直ぐにコンサルを決定するというのが最悪のパターンです。

「ISOコンサルタント会社なのに営業マンがいる」→このことは、仕事が無いから営業マンがいるということなのです。
今までISO9001、ISO14001コンサルを実施していた→過渡期で仕事が無くなってきた→FSSC22000/ISO22000という新しい規格が発行された→同じISOだからコンサルしてみよう→でも食品工場のことは分からない→安くしてコンサルとして勉強させてもらおう→営業マンに仕事取ってきてもらおう

多くのISOコンサルタント会社は上の構図が当てはまります。

他のISOコンサルティング会社のWebページ見てください。必ず、多くのISO規格(9001、14001、22000、27000…)が出来ます。と記載されています。

多くの規格が出来る→どれをとっても専門性が無い
是非そのことに気づいてください。
食品業界でのISO22000/FSSC22000は非常に専門性が高いため、今までのISO9001,14001コンサルのように誰でもできるわけではないのです。

専門性の高いコンサルタントはやっぱり、営業をしなくても仕事がどんどん入ってくるのです。(自分自身で探す能力があるお客様だと、専門性の高いコンサルを自分自身で選択できています)もちろん、このようなコンサルの場合、営業マンは必要ありません。

6.数社比較しよう 

比較するのは、値段ではありません。
コンサルタントの人柄、経験などを比較してください。

認証取得までの長い付き合いになりますので、「この人であれば!」という人で比較してください。
「安い」という基準だけでコンサルを選定すると、「食品工場のことはよくわからないから安くしている」会社が非常に多いです。その結果は、何が何だかわからない仕組み、大変な仕組みになってしまうのです。

ISOはマネジメントシステム→会社全体の仕組みを構築することです。値段だけで何もわからない人を社長の右腕に選んでいるのと一緒なのです。

7.見積もりの前には工場を確認してもらおう 

見積りの前に、出来れば工場を簡単に回ってもらいましょう。
このことで以下のようなメリットがあります。

  • 既に出来ている部分のシステム構築代金を少しでも減らしてもらう。
  • コンサルタントの実力を少しでも知ることができる。

―まずは、作業着の着替え方からです。
出された作業着をすばやくきれいに着こなせる人ですか?
また着替える早さ、時計、指輪など何も依頼しなくても直ぐにとってくれるような人ですか?

工場巡回時の目の付けどころ…ある程度大事な点(CCPなど)は業種によって決まっているものです。
そこでそのような質問がありましたか?

業界のことを知っているか…「これは何をする機械ですか?」という発言があまりに多いと要注意です。その人は業界のことを余り知らないかもしれません。

このように事前にコンサルタントに確認にしてもらうと、得する事ばかりです。
是非見積りの前に依頼してみてください。
(ただし、営業マンに工場を見てもらってもなにも分かりませんよ)

以上に注意しながらコンサルタントの選定をしてみてください。必ず良いコンサルタントに巡り合えますよ。